英検準2級のスピーキング(二次試験)は、試験官との面接形式で行われます。この試験では、英語で自分の考えや意見を述べる力が求められるため、以下のポイントを押さえて対策を行いましょう。
1. 面接の流れを理解する
英検準2級のスピーキング試験は以下のような流れで進行します:
- 入室:英語で挨拶をし、指示があるまで着席しないようにします。基本的な挨拶(”Good morning.” や “Hello.”)を明るく言うと好印象です。
- カードを使った音読:試験官から渡される問題カードの短いパッセージを声に出して読みます。ここでは、発音とイントネーションが評価対象になります。
- 内容についての質問:パッセージの内容に関連した質問が数問出されるため、それに対して答えます。正確に理解し、簡潔に答えることを意識しましょう。
- 意見を問う質問:パッセージに関連するテーマについて、自分の意見や考えを述べる問題です。理由を添えて回答することで、説得力が増します。
- 退室:最後に “Thank you.” と感謝の言葉を述べ、笑顔で退出しましょう。
2. 音読練習で発音とイントネーションを整える
パッセージの音読はスピーキング試験の重要なポイントの一つです。日頃から英語の文章を声に出して読む練習をし、特に発音やイントネーションを意識しましょう。また、単語の発音が不安な場合は、辞書で確認し、正しい発音を身につけておくと良いでしょう。
3. 質問に対して簡潔に答える
試験では、パッセージ内容や自身の意見について質問されます。質問に対しては、短くても的確に答えるよう心がけましょう。例えば、「Yes / No」だけでなく、「Yes, because ~」と理由を付け加えると、より印象が良くなります。また、質問の意図が理解できなかった場合は、”Could you say that again, please?” と丁寧に聞き返すのも良い方法です。
4. 意見を述べる練習をする
自分の意見を述べる質問では、理由も一緒に伝えることが求められます。例えば、「Do you think studying English is important?」という質問に対しては、「Yes, I think studying English is important because it helps us communicate with people from other countries.」など、理由を明確に述べることで説得力が増します。普段から「Why do you think so?」と自問し、理由を考える練習をしておくと、本番でも自然に意見が述べられるようになります。
5. よくある質問に対する答えを準備しておく
準2級の面接では、身近な話題についての質問が多く出されます。例えば、「趣味」「好きな教科」「将来やりたいこと」などの一般的な質問に対して、あらかじめ答えを考えておくとスムーズです。事前に自己紹介や、自分の興味に関する短いスピーチを準備しておくと安心です。
6. 表現やフレーズを覚える
面接でよく使うフレーズや表現を覚えておくと、自信を持って話せます。以下のような表現を練習しておくと便利です:
- 意見を述べる:“I think that ~.” / “In my opinion, ~.”
- 理由を述べる:“This is because ~.” / “One reason is that ~.”
- 同意・否定:“I agree with you.” / “I don’t think so.”
- 考えをまとめる:“In conclusion, ~.” / “That’s why I think ~.”
これらのフレーズを使うと、回答がスムーズで自然に聞こえるため、面接官に良い印象を与えられます。
7. アイコンタクトと笑顔を忘れずに
面接では、英語力だけでなくコミュニケーションの姿勢も評価の対象です。答えるときは面接官を見てアイコンタクトを取り、自信を持って話しましょう。また、笑顔やうなずきを交えながら話すと、自然で明るい印象を与えられます。
8. 本番に備えて模擬練習をする
模擬面接の練習を実際に行うと、試験の流れや質問形式に慣れることができます。家族や友人に協力してもらい、面接形式で練習するのもおすすめです。練習を重ねることで、面接本番でも落ち着いて対応できるようになります。
これらのポイントを意識して対策することで、英検準2級の面接試験で自信を持って話す力が養われます。
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